高橋名人|16連射の伝説調査!逮捕説にスイカ割?冒険島に現在も! 

約40年前の1985年、世の中に突如として高橋名人が現れました。

本当に突然現れたのですが、一気に小中学生の大人気者になりました。

高橋名人の当時の年齢は26歳でした。

はっきり言って人気はその当時のアイドルを超えていましたし、高橋名人がアイドルそのものでした

高橋名人といえばファミコンゲームでの16連射が代名詞でありましたが、逮捕説が流れたり、スイカが割れる説が流れたりと、当時はなにかと子供たちの話題となりました。

また高橋名人がゲームソフト「高橋名人の冒険島」や漫画の主人公になったりもしました!

そんな高橋名人の16連射伝説を徹底調査しましたので、現在の状況も含めてご紹介します!

目次

高橋名人がシューティングゲームで16連射した全国キャラバンとは?

高橋名人は1985年当時、家庭用ゲーム機「ファミコン」のゲームメーカー「ハドソン」の社員であり、宣伝部という部署に所属していました。

この当時ハドソンには「コマーシャルにタレントを使う」などの予算がありませんでした。

そこでハドソンは、子供からの人気の高かった高橋名人を、ゲームソフトの販売促進イベントで大体的に起用することを決めました。

ちなみに高橋名人の人気が高かった理由は、「子供たちが難しくて攻略できないゲームを、高橋名人がカッコよくスマートに、子供の前でクリアしていくから」です。(人気が高いというより子供の尊敬のまなざしですね。。。)

そして、日本各地の主要都市で「スターフォース」というシューティングゲームの販売促進イベントを、「全国キャラバン」と銘打って日本各地で実施していくことになります。

日本各地で高橋名人が「スターフォース」のプレイを披露していくのですが、その中で特筆されるのが、高橋名人の16連射です。

高橋名人はなんと、1秒間に16回もボタンを連打してミサイルを発射するスゴ技を披露したのでした。

子供はスゴ技、裏技、必殺技が大好きです!

これにより人気が一気に上がり、この「全国キャラバン」から正式に「高橋名人」と名乗るようになりました。

1985年当時、高橋名人がファミコンで16連射した影響力は、今でいえば、HIKAKINさんがYouTubeでマリオビートボックスでバズったような感じだったと思います。(HIKAKINさんもゲーム(マリオ)がきっかけですね!)

なお、高橋名人がゲームのイベントを盛り上げるためにしていた工夫が2つあるそうです。

1つ目は、圧倒的な実力を見せつけて敵を倒しまくり、ゲームで高得点を叩き出すプレイをすること!

このことで、高橋名人のすごさを子供たちに伝えることができました。

なお「全国キャラバン」に参加した子供たちは、全国No.1の高得点を目指して、目の色を変えて競い合っていました!

ただ16連射のようなプレイばかりをしてしまうと、敵がゲーム画面から出てきた瞬間に倒してしまい、ゲームの面白さ、プレイする楽しさを子供達には伝えられませんでした。

ということで、2つ目は、画面にどんどん敵を出現させてゲーム展開の話をしたり、敵を回避したり倒したり攻略する楽しさを伝える、つまり見せ場を作るようなプレイをすること!でした。

基本的に、高橋名人はハドソンの販売部の人です。

子供たちにハドソンのゲームソフトを買ってもらわないといけないんです!

その会社員としての役割を全うし、高橋名人はいろんなレベルの子供たちがゲームを楽しく遊んでもらうように、イベントを盛り上げる工夫をし続けました。

ちなみに私の周りの小学校の友達は、ゲームで高得点を狙ったプレイもしていましたが、ゲームなんてどうでもよくてひたすら連射の練習をする友達も多かったです。笑

高橋名人が主人公のゲームソフトや漫画が生まれる!?

高橋名人は「全国キャラバン」で16連射を披露したことで人気になりましたが、その認知度を一気に広げたの漫画雑誌の「月刊コロコロコミック」です。

コロコロコミックで「高橋名人が16連射ができること」が紹介されたことで、日本全国の小中学生が高橋名人の顔を知ることになりました。

高橋名人はコロコロコミックに頻繁に登場し、ゲームの攻略法や開催イベントの紹介などがなされるのでした。

ということもあり、当時流行の話題なんてほとんどない田舎者(石川県)の私にも、高橋名人のうわさがまわってきたのでした。

そして高橋名人の人気が高まり続けた結果、ついにはコロコロコミックの漫画の主人公にもなってしまいました。

そのタイトルは『ファミコンランナー高橋名人物語』

高橋名人の子供時代のエピソードなどがこの漫画で描かれていましたが、高橋名人によりますと、高橋名人の実際のエピソードが何倍にも誇張されて漫画で描かれていそうです。

さらにハドソンは、高橋名人を主人公にしたゲームソフトまで作ってしまいます。

そのゲームソフトのタイトルが『高橋名人の冒険島』

ターザンのような衣装に、トレンドマークの帽子を被っている高橋名人が、恋人ティナを救うために戦う、横スクロールのアクションゲーム。

私はプレイしたことはありませんでしたが、現在の大人のYouTuberですら苦しむような非常に難しいゲームだそうです。

だけど、売上本数は105万本で、人気の高いソフトの1つでした。

高橋名人の逮捕説!?16連射でスイカも割れる?

私が小学生だったある日のこと、友達から「高橋名人が逮捕されたみたいだぞ!」と聞かされました。

私は逮捕された理由を聞くと、友達いわく「高橋名人が本当に16連射できるのかを正確に測定したら、実は12とか14連射くらいだったらしい」というものでした。

「嘘をついた!」という罪でした笑

で、さらに友達が説明するには「高橋名人は今は警察に捕まっていて、ちゃんと16連射できるようにそこで修行している」とのことでした。

。。。

という会話を小学生だった私がしたのは事実ですが、高橋名人の逮捕説はデマでした!

真相は、「高橋名人が1日警察署長をしに警察に行った」というだけのことでした。

それが、「警察に行った」の部分だけが一人歩きして、「警察に行った」→「逮捕された」になり、「なんで逮捕された?」→「16連射するために実は電子機器を使っていた」「脱税した」などへと変化して、うわさが全国に広がりました。

その1980年代はネットもないし、いったん広まると修正されることもなく、うわさは誇張されたり変化しながら広がる一方でした。

ということもあり、小学生だった私は高橋名人が逮捕されたことを普通に信じておりました。

さすがに16連射できなかったことがバレて逮捕されたのはおかしいとは思ってましたが。。。

ちなみに、高橋名人の勤務先であるハドソンには、逮捕に関しての問い合わせの電話が殺到したそうです。

また、「16連射を使うとスイカも割れる?」といううわさも流れたそうです。

このスイカのうわさについて私は知らなかったのですが、これは映画の中で高橋名人の16連射のすごさを伝えるための誇張した演出だったとのことでした。

ただその当時の映画を見た子供たちは、周りの友達に「高橋名人は16連射でスイカが割れる!」と言いふらしまわったみたいです。笑

ちなみに最速の記録では「1秒間に17連射」までできたそうです!!!!

高橋名人の名言「ゲームは1日1時間」の真意とは?

「ゲームは1日1時間」という言葉は、私が小学校のときには頭にインプットされていました。

「誰が言い出した?」とは思いませんでしたが、母親から「1時間たったからもうファミコンやめなさい!」と怒られるのは、割と当たり前でした。(なので、親が出かけるときは、私は喜んでファミコンで遊んでいました。)

ですが、この言葉を作った人が高橋名人だと最近知ってびっくりしました!

高橋名人がこの言葉を使い始めたとき、ハドソンの役員から呼びだされて役員会議で真意を問われたそうです。(ゲームメーカーからすると、子供には夢中になってゲームで遊んでもらいたいから)

ただ、社長が高橋名人の話に納得して、ハドソンのゲームソフトの取扱説明書に「ゲームは1日1時間」の記載がされるようになったそうです。

なお私は「忍者ハットリくん」というハドソンのゲームソフトを持っていたのですが、取扱説明書なんてほとんど読むはずもなく、まったく気づいてませんでした。

ちなみに「ゲームは1日1時間」の真意は、ざっくりいうと「ファミコンなどのゲーム業界の盛り上がりを一時的なブームで終わらせてはならないし、そのためにもお父さんお母さんを敵にまわしてはいけない。」ということでした。

そもそもファミコンが流行ったきっかけの1つなのですが、ゲームセンターや喫茶店で流行った「スペースインベーダー」という1回100円で遊べるゲーム機への対策でした。

スペースインベーダーは1978年に作られたゲーム機です。

小中学生がスペースインベーダーをするためによくゲームセンターに遊びに行ったそうなのですが、そこで恐喝される事件が多発したため、ついには小中学生のゲームセンターへ立ち入り禁止令がでたそうです。

そんな折、1983年7月に家庭用テレビに接続してゲームができるファミコンが登場したのでした!

小中学生は親からファミコンを買ってもらいゲームで遊べるようになったのですが、高橋名人が危惧したのは、そもそも「スペースインベーダー」にしても「ファミコン」にしても、面白いので小中学生が寝る間も惜しむくらいハマりやすいのです。

子供たちがゲームに熱狂するほど、お父さんお母さんはゲームの世界に対して無知だったので、悪者扱いされてしまうのです。

であれば、ご両親が子供の敵になる前に、高橋名人が「ゲームは1日1時間」と宣言し、子供の敵になってしまおうと考えたのでした。

高橋名人んお「ゲームは1日1時間」という言葉ができたおかげで、子供としてはプレイ時間に集中できますし両親としても子供を注意しやすいですし、また1日1時間であればまたゲームを買ってあげてもいいと思いますし、そうなればメーカーとしても一時的なブームで終わらせずに済むというメリットがあったのでした。

高橋名人の現在は?Eスポーツ、ゲーム業界に対する想いとは?

高橋名人は2024年現在MAGES.(メージス)という会社の社員だそうです。

MAGES.は配信用のアニメ番組を作って、それをゲーム化したりしているそうですが、高橋名人はゲームプレゼンターとして、ゲームの面白いところを紹介しているそうです!

やっぱり今でもゲームを紹介するお仕事をされているんですね!

なお高橋名人はゲーム業界で、願っていることが2点あるそうです。

1.Eスポーツの頂点を日本人が目指してほしい

サッカーやテニスのようなスポーツでも日本人が世界の舞台で頂点になると、注目度が一気に上がるし、競技人口も増えるので、Eスポーツにおいても日本人がトップに立つことの影響力は計り知れない。

2.ゲームの楽しむ喜びを伝えて欲しい

ユーチューバーでゲーム実況をされる方が多いですが、ゲームの楽しさを伝えてほしい。

またゲームのツールとしての使い道を追求してほしい。

たとえば、ゲームの子供とお年寄りのコミュニケーションツールとしての使い方など、単純にゲームクリアだけない喜びを見つけ出してくれると嬉しい!

単純に比較はできませんが、この2つは高橋名人が1985年のときに「全国キャラバン」で行っていたとこと通じるものがあると思いました。

それは、「16連射のような圧倒的な実力を見せる」のが「Eスポーツの頂点」ですし、「ゲームの見せ場を作るプレイ」が「ユーチューバーさんのゲーム実況」につながるんです。

今でも高橋名人のゲームに対する想いは失われていないんだなと感じます!

高橋名人のプロフィールは?本名や出身、年齢紹介!

ここで高橋名人の本名や出身、年齢、経歴などのプロフィールを紹介します!

名前:高橋利幸(たかはしとしゆき)
生年月日:1959年5月23日
出身:北海道札幌市
血液型:O型

2024年6月現在、高橋名人の年齢は65歳になります。

コロコロコミックの漫画『ファミコンランナー高橋名人物語』で、高橋名人が子供のころにセミを100匹捕まえたエピソードがあるのですが、これは本当で、実際に木に登ってセミを手づかみで100匹捕まえたそうです!

高橋名人のゲームの腕前はすごいですが、子供時代は外で活発に遊んでいた少年だったようです。

まとめ

ファミコンゲームで一世を風靡した高橋名人の、16連射や逮捕説などについて紹介しました。

そもそも高橋名人はゲームメーカーであるハドソンの一般社員だったので、世の中に広く認知される側の人ではありませんでした。

ですが、1983年に誕生したファミコンというゲーム機の盛り上がりとともに、一気に小中学生からの知名度が爆発的に上がったのでした。

高橋名人は、40年も前からゲームの楽しさを世の中に広めようとした先駆者の1人でした。

そして、2024年の今でもゲーム業界を盛り上げようと頑張っています!

ちなみに2024年7月から、Eスポーツのワールドカップがサウジアラビアで開催されるそうです。

また、ユーチューバーの方々も日々ゲーム実況を投稿しています。

まだまだゲーム業界の可能性は広がっていますし、高橋名人もゲームについてブログやYouTubeで発信されていますので、私はこれからも高橋名人を応援していきたいと思います!

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