2022ー23年の虹コンは、新メンバーが加入し全国ツアーで成長を重ねながらも、大きな会場でのライブの盛り上がり不足やSNS戦略の弱さで、ファンの期待に応えきれないもどかしさがありました。
そして2024年、ついに結成10周年イヤーを迎えました。でんぱ組.incのエンディング発表、相次ぐメンバーの卒業と加入。その中で現場に通い続けたファンの目に映った、虹コンの今とこれからについて紹介します。
10周年を迎えた虹コンの“ライブ熱”の復活、春ツアーと夏のライブ(TIF)
虹コンは結成10周年イヤー(2024年)に入り、ようやくコロナ禍の前のようなアツいライブを行えるようになってきました!!
2024年春ツアーでの手ごたえ
まず2024年の春に虹コンは「マイレージラブツアー2024」と銘打って全国ツアーを開始しました。その中でも、4月5日に東京の新宿BLAZEで行われた「虹コン10周年特別公演」は、かなりファンの熱量が高かったです。
新宿BLAZEは立ち見のライブ会場であり、虹コンの集客力からすればキャパ800人はかなり小さめの会場でした。そのため虹コンの古参ファンがコールすることで、会場の熱量を上げることができたのです。そしてコールを詳しく知らない新しいファンも、古参ファンのコールに合わせて、少し声を出したりして、さらに会場の熱量が上がりました。
また、アンコール後の的場華鈴さんの煽(あお)り方も素晴らしく、
「ことしの~(おーーー!)、虹コンは~(おーーー!)、なんと~(おーーー!)、10周年をむかえま~す(やったーーー!)」(カッコ内はファンの声)
という感じで、わかりきっていることを強くアピールして虹コンのファンを盛り上げました。
また、虹コンは大阪での公演が盛り上がりやすいのですが、近年大きな会場での開催が多く大阪のワンマンライブも盛り上がりに欠けていました。しかし4月20日に行われたumeda TRAD(立ち見のライブハウスで、キャパは700人)での公演は違いました!
開演してすぐの楽曲が虹コンで一番コールの多い「トライアングルドリーマー」だったということもあり、会場はボルテージがすぐにマックスに。そして虹コンのメンバーがびっくりするほどお客さんのエネルギーが落ちることなく、最後まで突っ走りました。
特徴的だったのは、女性ファンも想像以上に声を上げて応援していたことであり、私はその熱意に驚かされました。
また、最前列で虹コンを観ていた女性は、「トライアングルドリーマー」での虹コンの元気なパフォーマンスと、後ろから聞こえてくるコールの大きさに感激したようで、序盤から涙を流して観ていました。
やっぱり虹コンは「ファンと一体になった熱いライブをしないといけない!」と確信しましたし、コロナ禍で女性ファンが増えたからといってライブ会場が静かである必要なんてないし、むしろ「もっと盛り上がらないと虹コンのライブは面白くない!」と思ったものです。
夏のライブ:虹コン結成10周年ライブと夏フェス(TIF2024)の手ごたえ
2024年7月15日、「虹のコンキスタドール 10th Anniversary LIVE ~すべてが虹になるサマーっ!~」と銘打って、埼玉県の 戸田市文化会館で虹コン10周年ライブが開催されました!このライブは、キャパが1500人の座席のある大きめの会場だったのですが、結成10周年達成ということで、昔からの虹コンファンもたくさん集まったのだと思われます。
会場はファンのコールでがっつり盛り上がったのでした。
私は、「なんだ、コールができるファンはいっぱいいるんじゃないか」と思ったりもしましたが、逆に虹コンが10周年の節目だから「昔からのファンがこのライブに集まってきたから盛り上がったのかもしれない」とも感じました。
でも結局虹コンのライブは、「ファン歴なんて関係ない!虹コンと一緒に盛り上がることが一番楽しいんだ!」と実感しました。
また、夏のアイドルフェスであるTIF2024(TOKYO IDOL FESTIVAL)でも虹コンは会場を盛り上げました。
TIFのメイン会場であるHOT STAGEでのライブはもちろん盛り上がったのですが、虹コンメンバーが口をそろえて良かったと感じたのは、虹コンの最後のステージとなったSKY STAGEでした。
SKY STAGEはフジテレビ湾岸スタジオの屋上に設けられたステージなのですが、虹コンは結成10年目にして初めて夜になったSKY STAGEでライブを行いました。夜のSKY STAGEからは東京タワーやレインボーブリッジなどの夜景が見えて雰囲気は最高なのです。
湾岸スタジオの屋上なので、会場に入れるファンの人数はかなり制限されるのですが、それもあって会場はファンでぎゅうぎゅう詰めとなりました。そして、虹コンのライブが始まると、会場は一気にコールが沸き起こりました(他のアイドルさんのファンの声援がちょっと弱かったという裏事情もあります)。
特に感激したのは、2022年の虹コンの夏曲「きみは夏のレインボー!」です。虹コンの夏曲は基本的にコールが起こるのですが、コロナ禍で発表された夏曲は、声出しが禁止だった影響でファンもコールに慣れておらず、少し盛り上がりに欠けるのが通例になっていました。
しかも、「きみは夏のレインボー!」はコロナ禍が明けてもあまりセトリに入っていなかったので、コールは皆無に近い状態でした。
しかし、このSKY STAGEでは自然的にファンからコールが発生し、通常の夏曲並みに盛り上がりました。この盛り上がりに虹コンメンバーは感激していたし、またファンも感激していて、ライブ後にファン同士で写真を撮ったり、夜景を見たりして余韻に浸ったのでした。
TIF2024の最後のSKY STAGEのライブが終わって楽しそうな虹コンメンバー↓
でんぱ組.incのエンディングと虹コンが突きつけられた現実
虹コンの話を書いていて、なんで突然でんぱ組.inc(以降でんぱ組)が出てくるのかという話ですが、でんぱ組のプロデューサーは虹コンと同じ「もふくちゃん」であり、所属事務所もでんぱ組と同じディアステージであり、虹コンはでんぱ組の後輩になるのです。
また、元虹コンの根本凪さんは2017年12月~2022年4月まで、でんぱ組と虹コンを兼任していたこともあり、虹コンメンバーもでんぱ組のメンバーと割と近しい関係であったりするのです。
ちなみに、もともとでんぱ組のメンバーは、秋葉原にある店舗「ディアステージ」で働いていた店員で、店舗内の小さなステージでライブを行いお客さんを喜ばせていました。その店員さんであった古川未鈴さんが「アイドルをやりたい!」と「もふくちゃん」に懇願し、発足したのがでんぱ組です。
でんぱ組と虹コンの類似点
でんぱ組は、店舗の「ディアステージ」からお客さんとともに熱量を上げていきました。そしてアイドルフェスや対バンなどのライブに出演し、会場を盛り上げて知名度を上げていき、最終的に日本武道館公演を何度も達成しているグループです。つまりライブ活動をメインにしてファンとともに熱量を上げて成長してきたでんぱ組は、虹コンのお手本となるようなアイドルグループでした。
そのでんぱ組が2024年4月、2025年1月でエンディングを迎えることを発表しました。
でんぱ組は虹コンの先輩グループですので、エンディングが決まったときに虹コンメンバーに与えた衝撃は凄まじかったことでしょう。
その衝撃は、でんぱ組という結成16年でネームバリューのあるアイドルグループでも終わってしまうんだという衝撃であり、結成10年目を迎えた虹コンだってずっと継続できる保証なんてどこにもないという現実です。
正直に言うと、でんぱ組incさんのエンディングの原因として、でんぱ組の初期メンバーの強いイメージが変わらなかったこと、新規メンバーが突然大勢加入したためなかなか認知されなかったこと、初期メンバーが減りさらにコロナ禍でアツいライブが減ったことで古参ファンの離脱したこと、SNS戦略(TikTok)で新規のファンを取り入れられなかったことなどが大きいと思われます。
ちなみに、コロナ禍ででんぱ組のファンになった人もいるのですが、古参ファンはでんぱ組特有のオタ芸やコールをしている人が多く、それは新規のファンには馴染みにくく、古参ファンと新規ファンの格差はかなり大きいと感じました。
なおでんぱ組の古川未鈴さんは、令和アイドルのSNS(TikTok)戦略の影響力というものを強く感じていたのだと思いますが、エンディングライブの前日に自身のX(旧twitter)で「平成アイドルを終わらせに来た!」とつぶやいていました。
虹コンは、毎年メンバーの入れ替えを継続して行ってきており、SNS(TikTok)戦略も行っていますが、でんぱ組のうまくいかなかった点を十分に活かすべきだと思います。
でんぱ組古川未鈴さんのツイート↓
でんぱ組のオタク気質とライブのアツさ、さらにSNS戦略の融合が必要
でんぱ組とは毛色は違いますが、虹コンも自分たちの思う「好き」や「かわいい」を追い求めるオタク気質の高いメンバーが多いグループです。
虹コンに加入したメンバーは、でんぱ組さんと同じように歌やダンスが得意な人ばかりが集まったグループではありません。虹コンと言えば、結成初期はメンバーのオタク気質の強さの魅力がグループとしての価値を高めたんです!
例えば、元虹コンメンバーである根本凪さんは、でんぱ組の夢眠ねむさんの生粋のオタクであり、ブログの内容がすべてでんぱ組のことで埋め尽くされることもあり、虹コンファンには意味不明なことすらありました(笑)。
同じく元メンバーの奥村野乃花さんは「アイドルオタクの進化系」と自己紹介していて、自らがアイドルのガチオタクでありながら、虹コンではアイドルとしてオタクの気持ちを深く理解しながら活動していたのでした。
そして、でんぱ組も虹コンも忘れてはいけないのはライブでのファンの盛り上がりです。正直でんぱ組の全盛期の会場の熱気はすさまじかったです。それを考えると、でんぱ組の古参ファンの離脱の影響はかなり大きかったと思います。その点、虹コンはコロナ禍が明けて比較的早い段階でファンのコールや声援の大きさが戻ってきました。ですがさらに新規のファンに「虹コンと盛り上がると楽しいんだぞ!」ってことを伝えていかなければなりません。
ちなみに古参の虹コンファンは、虹コンメンバーがオタク気質であることやライブのアツさを知っているのですが、それが新しく虹コンを知った人にはうまく伝わっていないと感じます。
そこで、もっと使われるべきなのがSNSだと思っています。特にTikTokは動画でインパクトを与えることができれば(再生回数、いいねの数、視聴時間が多ければ)、TikTok側が「これは動画だ!」と判断してしてくれて新規フォロワーに拡散してくれます。この拡散力は強いので虹コンはもっと利用したいところです。
ということで、虹コンはSNS(TikTok)戦略として、大きく言って以下の2つを確実に伝えたいところです。(ただ、以下の2つだとどちらも技術的なインパクトよりも人間関係のストーリー性が高いのでYouTubeショート動画の方が有効だとは思いますが。。。)
①虹コンメンバーのオタク気質について、インパクトがあり、かつストーリー性が見えるように伝える。
②虹コンのライブのアツさを臨場感を持って伝える(ファンのコールや躍動感を忘れずに)。
虹コンのオタク気質と言えば、虹コンメンバーがドはまりしていること。例えば虹コンメンバーの川端優さんで言えば「百合(ゆり)の漫画」だったり、「きれいなお姉さん」にハマっていること。栗原舞優さんなら根本凪さんにハマっていたこと、最近の的場華鈴さんであれば、プロ野球のDeNAにどっぷりハマっていること、「好き」なことは誰にも止められないんです。その深さが深ければ深いほど、虹コンの魅力につながっていきます。
また虹コンのライブの様子を、TikTokで紹介するならば、遠くから撮影したものではなく、最前列に近く、虹コンメンバーがファンと一緒に盛り上がっている臨場感を届けられなければインパクトがありません。そして、新しく虹コンのライブに来たいと思った人がどうやったら楽しめるのかがわかるように、コールの解説などがされているのがいいと思います。
ちなみに①と②は虹コンの場合非常につながりがありまして、例えば虹コンの代表的な曲である「トライアングルドリーマー」は百合の曲であり、虹コンメンバー(特に川端優さん)との相性がいいのです。
2025年6月時点でアイドル界隈のTikTokで流行っているものとして、アイドルグループのコンセプトとして形作った「かわいい」が全面的に押し出される戦略が目立っています。
しかし、虹コンの場合はメンバーそれぞれが醸し出すオタク度が虹コンの魅力であり、虹コンメンバーの人数分だけオリジナリティーがあり、それがチームとなって組み合わせることで唯一無二になれるアイドルグループだと感じています。
【参考】でんぱ組エンディング後にもふくちゃんと虹コンメンバーでこれからの虹コンを話し合った生配信↓
怒涛の卒業と新メンバー加入 ー そして新生虹コンのスタート!
虹コンは2024年に入っても変化し続けていました。特に際立ったのは卒業メンバーの多さです。そして2025年3月から新生虹コンがスタートしたのでした。
虹コンメンバーの卒業ラッシュ
2024年は虹コンは結成10周年イヤーとなる節目となる年でしたが、実は卒業ラッシュが始まった年でもありました。詳細は以下の通り。
この卒業はメンバー本人が決めたものもあるでしょうし、2025年6月現在の卒業メンバーの活動を見ると事務所(ディアステージ)の方針として決めたものもあるでしょう。
ですが、卒業したメンバーは2022年の日本武道館公演の主力として活躍したメンバーが多く、この一連の卒業は虹コンメンバーやファンを驚かせました。
ちなみに、虹コンメンバーの川端優さんは、もともと鶴見萌さんのガチオタクであり、虹コンに加入してからは鶴見萌さんと一緒に活動できることを楽しんでいたのですが、実際に卒業が発表されると悲しみで涙が止まらなかったのでした。
なお2025年6月時点で、岡田彩夢さんは卒業後もディアステージに所属しソロ活動を続けており、中村朱里、鶴見萌、清水理子さんも同様にディアステージに所属し、2025年4月からB≡FULLEST(ビフレスト)というユニットを組み、活動を本格化させています。
新たなメンバーの加入と2025年の新生虹コン!!
2024年以降の虹コンメンバーの卒業の多さが目立ちますが、2021年以降虹コンは新しいメンバーを随時加入させ続けてきました。
この点はでんぱ組と大きく異なる点です。
その結果、虹コンは2025年6月時点でメンバーは14人ですが、コロナ禍以降に加入したメンバーは11人であり、かなりのメンバーが入れ替わったことになります!そして虹コンはここ数年全国ツアーを通して、メンバーの歌やダンスのパフォーマンスのレベルを上げてきたことにより、チームとしてライブを魅せることができるようになってきています!
新しいディアステージ遺伝子の加入
2024年4月にでんぱ組がエンディングを迎えることが発表されましたが、その歴史は引き継がれるべきといわんばかりに、2024年8月から「DEARSTAGE new IDOL オーディション 2024」が始まりました。
そして2024年11月にはそのオーディションで勝ち残ったメンバーで「DEARSTAGE 研究生」が発足し、2025年1月までディアステージ所属のアイドルグループ(でんぱ組、虹コンなど)の歌をカバーして活動をしました。
そして活動期間こそ短かったですがそのDEARSTAGE研究生の中から2名(伊藤舞依さん、八木遥叶さん)は2025年3月から虹コン予科生として活動することとなりました!
ディアステージへの強い思いを持っている新しい仲間も、虹コンに入ってきているんです!
なお参考に2025年6月時点での新生虹コンメンバー(予科生含む14人)の加入時期を書いておきます。
そして、2025年3月からスタートした「君の明日が晴れるなら」と銘打った春ツアーでは、虹コンの新世代たちが躍動を始めたのでした。そして、虹コンファンはフレッシュなメンバーを鼓舞するように、一生懸命虹コンに声援を送ったのでした。
虹コンファンの声援の気持ちには、でんぱ組と同じようにエンディングを迎えさせない、新たな虹コンメンバーがディアステージの新たな歴史を作っていくんだ!という強い思いが込められたのだと思います!
新生虹コン大阪公演の舞台裏(11分54秒からは大阪公演本番の舞台裏、ファンからの声援がアツいです!!)↓
これからの虹コンについて ~ 虹コンの原点復帰とファンの役割
でんぱ組が築いた「ライブで魅せるアイドル像」を、受け継ぐのはまさに「虹のコンキスタドール」だと思っています!そして、それを本当の意味で形にするには、虹コンメンバーの努力だけでは足りないんです。
ファンの盛り上げる力があってこそ、虹コンは新たなステージへと進んでいけるはずです。
そもそも虹コンは、
【毎日が文化祭!つくれるアイドル「虹のコンキスタドール」】
として活動をスタートしています。ステージでのパフォーマンスをメインとして、虹コンメンバーが文化祭のようにイベントを作り出していくのが虹コンであり、そのイベントの未熟さや物足りなさを補強したり、応援したりするのがファンなんです!
2025年になり、新しいメンバー構成となった虹コンはもう一度原点にかえって自分たちのアイドル像(虹コンコンセプトでもある、自分たちが思う「かわいい!」や「好き!」を追い求める)を作っていってほしいし、それを一緒に盛り上げて行くのがファンとしての役割だと思っています!
まとめ
でんぱ組のエンディングは、終わりではなくバトンだったのかもしれません。今の虹コンメンバーがその意思を継ぎ、ファンとともに新しいアイドル像を作り出せるのか──。この2024年に行われた10周年イヤーのアツいライブは、その第一歩だったと確信しています。
そして、2025年6月現在虹コンは「#100日後夏を取り戻すアイドル 」として、TikTokキャンペーンを繰り広げており、「地球まるっと抱きしめSummer」と銘打った、以下2つの会場でのワンマンライブに向けてアピールを繰り広げています。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
2025年7月14日(月) NHKホール
2025年8月16日(土) NHK大阪ホール
虹コンの公式X↓

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