2016年の終わりごろ、アイドルグループ「虹のコンキスタドール(虹コン)」が、2017年1月にCLUB CITTAでワンマンライブを開催すると発表しました。
このライブは、虹コンがメジャーデビューを発表する大きな節目となったイベント。しかしその裏には、メンバーの必死の努力と、ファンとして心揺さぶられる場面が数多くあったのです。
虹のコンキスタドール、メジャーデビュー直前の“張り詰めた空気”
CLUB CITTAは神奈川県川崎市にある、最大1300人を収容できるライブホール。虹コンにとっては過去最大規模の会場でのワンマンライブとなり、チケットの販売にはかなり苦戦している様子でした。
当時、メンバーたちはそれぞれのSNSやイベントを通して
「最高のライブにします!」
「絶対に来てほしい!」
と何度も呼びかけていたのが印象的でした。
「虹コンはオワコン」──ファンとの口論と、メンバーの涙ぐましい叫び
そんなある日、CDリリースイベントで起きた“口喧嘩”がTwitterで話題になりました。
ファン:「虹コンって、もうオワコンじゃね?」
メンバー:「全然オワコンじゃないから!!」
このやりとりを見て、私はなんだか微笑ましく感じたのを覚えています。
虹コンは「毎日が文化祭」「自分たちの“好き”や“かわいい”を追い求める」というユニークなコンセプトを掲げていましたが、当時はまだ、スタッフやプロデューサーの指示に従って動いている印象が強く、「自分たちで切り開く姿勢」はあまり見られませんでした。
だから私はこう思っていたのです。
「オワコン」なんてとんでもない。むしろ、虹コンはまだスタートラインにも立っていない(笑)
CLUB CITTAライブと、メジャーデビュー発表の衝撃
そして迎えた2017年1月のCLUB CITTAライブ。
観客がどれくらい入ったのか正確な人数はわかりませんが、私の印象では──
「おっ、意外と埋まってるじゃん!」
そして、ライブ終盤に大きな発表が!
「虹のコンキスタドール、キングレコードからメジャーデビュー決定!」
その瞬間、会場全体が歓喜に包まれました。私も心から嬉しかったのを覚えています。
ただ一方で、「メジャーデビュー」には大きな責任が伴います。
これまでの“自由さ”とは異なり、売上・メディア露出・スケジュールなどに縛られる日々が始まるのだろうと予感していました。
CLUB CITTAライブ後に感じた“静かな違和感”
ライブが終わってから、メンバーのSNS更新が減ってきたのを感じました。
「なんだか、みんな少し元気がないような気がする…?」
メジャーデビューによる環境の変化、練習の厳格化、学生メンバーの学業との両立──
いろいろなプレッシャーが、彼女たちを押しつぶしかけていたのではないかと想像しました。
センターの子の異変──覇気のないパフォーマンスに不安
2017年4月のメジャーデビュー後は、私は仕事が落ち着いたので、平日に行われる虹コンの定期ライブに参加できるようになりました。
しかしライブに行ける喜びを感じたのも束の間で、センターの子から「いつもの輝き」が感じられなかったのです。
ライブ中、彼女はファンと目線を合わせることで知られていて、まさに“アイドルのプロ”のような子でした。
でもその日の彼女は、どこか遠くを見ているような視線で、印象がほとんど残らなかったのです。
不安がよぎりました。
心配と葛藤──コメント欄に残した“エール”
どうしても気になって、そのセンターの子のブログにコメントを残しました。
「何か不安があるなら、信頼できる人に相談してね。」
あまりネガティブなコメントは書きたくない性分ですが、なぜかそのときは素直な気持ちを伝えたくなったのです。
そして、次の定期ライブ。彼女は体調不良でお休みしました。
「やっぱり何かあったんじゃないか…?」
そんな風に、どこかモヤモヤした気持ちが残りました。
虹コンの未来と、ファンとしてのジレンマ
2017年の夏、あるYouTube動画が話題になりました。
そのYouTube動画には、虹コンからはセンターの子を含む数人が出演し、ちょっと風変わりな演出が施されたバラエティ風の動画でした。そして再生数は100万回を突破。
でも、私はただただ腹立たしかったのです。
その動画の中では、センターの子の“オタク気質”な部分ばかりが取り上げられていて、虹コンのセンターとしての魅力やリスペクトがまるで感じられなかったからです。
しかもその企画に、虹コンのプロデューサーの名前もあったことにさらにショックを受けました。
私が虹のコンキスタドールに期待していたこと
ファンとして思うのは、ただ一つ。
「もっと、彼女たちの“好き”や“かわいい”を大切にしてあげてほしい。」
もちろん、プロデューサーやスタッフも懸命に虹コンというグループを育てようとしているのはわかっています。
でも、メンバー自身の“声”がもっと表に出てくるグループであってほしい──そう思い続けていました。
虹コンメンバーが輝くストーリーを提案してみた!
私はプロデューサーに対して、「センターの子をそんな風に取り扱っちゃダメだ」と伝えたい気持ちが芽生えました。
そこで、あのYouTube動画に対抗する形で、センターの子を活かしたパロディーを自作してみようと決意。
「虹コンが自分たちで作ってみた・やってみた」というイメージを意識し、あえてちょっと素人っぽさを盛り込んだパロディーに仕上げました。
作成にかかった時間はおよそ2週間。
2017年9月のリリースイベントで、虹コンのスタッフさんにそのパロディーを手渡すことができました。
プロデューサーがそのパロディーを見てくれたかはわかりません。
でも、スタッフさんには「虹コンをイメージして書いてみました」と言って渡しました。
「こういう想いは、きっと伝わるはず。」
祈るような気持ちでした。
センターの子の卒業発表
パロディーを渡したのは2017年9月の初旬。
そしてその約1カ月後に行われたライブで、センターの子が2018年1月に卒業することを発表しました。
ライブ中での突然の発表に、私を含め推しのオタクたちは悲しみを隠すことができませんでした。
会場の後方には、虹コンのプロデューサーの姿もありました。
どこか一点を見つめ、悲しさに耐えているように見えました。
そうですよね。虹コンのプロデューサーこそ、一番センターの子の卒業を悲しんでいたのだと思います。
まとめ:虹コン2017年──まだ始まったばかりの物語
メジャーデビューという華やかな舞台の裏で、虹コンは本当の意味で「自分たちの足で歩き出す」準備期間に入っていたのかもしれません。
当時の私は、「虹コンはオワコンなんかじゃない」と確信していました。
むしろ、ようやくスタートラインに立ったばかり。
しかも、このタイミングでセンターを失ってしまった虹コン…。
それも含めて、彼女たちの“成長物語”に、これからも関わっていけたらいいな──そう思い始めた2017年でした。

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